あなたのマットレスの処分方法や費用は?一番損をしない捨て方とは

新しいマットレスを買うと決めたら、今使っている古いマットレスの処分が必要です。
どうやって捨てたらいいの?そもそもどこに捨てられるの?お金もかかるの?など、マットレス処分に関する様々な疑問を一緒に解消していきましょう。
マットレスを処分する5つの方法と費用
マットレスを処分する方法5つと、それぞれにかかるおよその費用を調べてみました。
マットレスは粗大ごみ扱いなので、処分にもお金がかかります。
また、捨てようとしているマットレスの素材によっても、処分可能な方法が異なります。
ではさっそく、見ていきましょう。
1.地域・自治体の粗大ごみとして出す
お住いの地域や自治体で、粗大ごみとして引き取ってもらう方法です。
まずは地域の粗大ごみ受付センターを探しましょう。
区役所や市役所などの総合窓口に問い合わせれば、連絡先を教えてもらえます。
窓口がわかったら連絡をして、マットレスを処分したい旨を伝えましょう。
この時に、「ごみの種類とサイズ」「個数」「住所・氏名・電話番号」等の情報を聞かれて、引き取りの日程を決めます。
引き渡し日時が決まったら、粗大ごみ処理にかかる手数料券を購入します。
ほとんどの自治体で導入されている制度ですが、要は先にごみ処理にかかる手数料分のチケットを買って、ゴミに貼っておくことで、「不法投棄ではありませんよ」ということを証明するためのものです。
粗大ごみ手数料の券・チケットは、自治体にもよりますが、役所や市民の窓口などの行政施設以外にも、コンビニなど扱っているところもあります。
詳しくは、問い合わせの時に聞いてみるとよいですね。
収集日当日は、マットレスに処理券を貼って、あらかじめ決めておいた場所に出しておくだけでOKです。
東京都粗大ごみ受付センター:http://sodai.tokyokankyo.or.jp/
料金 | 1000~2000円くらい(自治体によって異なる) |
メリット | 比較的事務手続きが楽 |
デメリット | 家の外までは運び出さなくてはならない・事前申し込みが必要 |
2.地域・自治体の粗大ごみ処理場に持ち込む
自力で不用品を処理場に持ち込む方法です。
住民票のある自治体でのみ受付可能なため、マットレスと一緒に住所が確認できるもの(運転免許証など)を持っていきましょう。
処理手数料は回収の基準とほぼ同じか、もしくは数百円割安になります。
予約が要らない施設がほとんどですが、場所、開庁日や受付時間の確認が必要になるため、事前にネットや電話で確認してからの方が安心です。
こちらについても市区町村の総合窓口で教えてもらえます。
料金 | 1000~2000円くらい(自治体によって異なる) |
メリット | 予約不要 |
デメリット | 重いものを運ぶのが大変 |
3.廃品回収業者に引き取ってもらう
民間の廃品回収業者に依頼しても、不要なマットレスは引き取ってもらえます。
ただし、業者によって値段設定やサービスが大きく異なるので、依頼する際には相見積もりをとるなど、慎重に検討することをおすすめします。
一般的に廃品回収業者にかかる費用は、ごみ処理代の他に出張費、作業費、日時指定費など細かに設定されていることが多いです。
また、連絡しただけなのに「すぐ伺います」といって半ば強引に押しかけ、その場で引き取りを強要する悪質な業者のウワサも耳にしますので、気を付けたいところですね。
業者選びのポイントは、一般廃棄物許可証があるところかどうか、料金体系が明確かどうか、そして対応が誠実かどうかなどをよく見るようにしましょう。
料金 | 約1万円~(処分費・出張費・作業費などの内訳をよく確認しよう!) |
メリット | 設置場所からの運び出しもお願いできる |
デメリット | 業者を見極めることが重要 |
「部屋からの運び出しや、いちいち手数料券を買いに行くのが面倒だけど、業者選びに自信がない」
そんなあなたには、廃品回収業者の一括見積がネットでできる『エコノバ』が便利です。
地域や、不用品の種類を入力するだけで、あなたの要望にピッタリ合った回収業者が見つかりますよ☆
4.リサイクルショップやフリマアプリを利用
町のリサイクルショップや、メルカリなどのフリマアプリ、オークションなどを利用して、次の引き取り手に引き渡す方法もあります。
が、現実的には難しそう……というのが、正直な意見です。
といのも、実際にリサイクルショップで家具なんかを見ても、ソファーくらいはありますが中古のマットレスは見たことがないんですよね。
ベッドフレームとセットになったマットレスや、新品のマットレスなんかは売っているところもありますが。
そもそも、処分しようとしているくらい使い込んだマットレスなので、商品価値はゼロ、もしくはマイナスでしょう。
数十万円のマットレスで、数年しか使っておらず、しかも目立った汚れやヘタリなどがないなどの好条件ならば、もしかすると相談の余地はあるかもしれません。
料金 | 0円もしくは買い取り不可 |
メリット | 引き取ってもらえれば処分料もかからず、うまくいくとプラスの収入が発生するかもしれません。 |
デメリット | かなり状態がよくないと、引き取ってもらうことは困難です。 |
5.自分で解体する
自分で細かく解体して、通常ごみとして処分する方法もあります。
が、マットレスの素材によって大変さが大きく変わってくるので注意してください。
まず、綿やウレタンのみのマットレスの場合、家庭にあるハサミやカッターで細かくすることができます。
それを回収袋に詰めて捨てれば、家庭ごみとして出すことができます。
エアウィーヴなどのファイバー製のマットレスも、丈夫な園芸用のハサミなどで切断することができます。
家庭ごみとして処理する場合は、自治体によって決められた分別方法に従うようにしてください。
ただし、スプリング(コイル)の入ったマットレスの解体には、少々手間とコツが必要です。
スプリング式のマットレスの解体方法は、次に詳しく解説しますねっ。
費用 | 無料 |
メリット | お金も他者とのやり取りも不要 |
デメリット | 解体の手間がかかる・分別の必要がある |
タイプ別!マットレス解体方法と必要な道具
マットレスの解体方法と必要な道具を、マットレスの素材やタイプ別に紹介します。
マットレスの素材には大きく分けて、ウレタン製・ファイバー(繊維)製・スプリング(コイル)製の3種類があります。
ウレタンマットレスの場合
ウレタン素材は柔らかいので、ハサミやカッターで切断できます。
工作用のハサミでも切れることは切れますが、厚みがあったり大きいものだと手が疲れてしまう可能性があります。
できれば裁縫用の、大きめのハサミを使うと切断しやすいかと思います。
ファイバー(繊維)マットレスの場合
ファイバーはかたさがあるので、工作用のハサミでは難しいと思います。
できれば園芸用の、枝などを切るハサミを使った方が、負担なくストレスなく細かくできるでしょう。
スプリング(コイル)マットレスの場合
コツが必要で手間がかかるのは、金属製のバネが入っているスプリングマットレスの場合です。
このタイプのマットレスは、表面の布や中に入っているウレタンも厚みがあって硬いので、まずそれらを取り除くだけでも一苦労です。
この外枠を外すためには、大きめのハサミやカッターで大丈夫です。
問題は、スプリングの金属部分です。
スプリングの切断には金属でも切れるような、ノコギリ・電動ノコギリ・ニッパーなどが必要になります。
以下にアマゾンでベストセラーになっていたり値段もお手頃、評価も高い商品をそれぞれピックアップして載せておきますね^^
ノコギリ:Z ハイスパイマン
お値段手ごろな、ハンディサイズのノコギリです。
金属も切れるので、マットレススプリングも切断可能です。
電動ノコギリ:高儀 電気のこぎり DN-100
一般家庭の粗大ごみの解体に便利な、電動ノコギリです。
木工用、塩ビ・PC用、鉄工用の3種類の歯がついているので、これ1本でマットレスの解体が簡単にできます。
ニッパー:フジ矢 電工名人強力ニッパ
金属用のニッパーなら、保管場所も取らずサイズもコンパクトなので便利ですね。
スプリングが弱かったり少ないマットレスなら、ニッパーでもタイプできる場合もあります。
マットレスを捨てる前の注意点はある?
マットレスを捨てる前の注意点を、5項目のチェックシートにしてみました。
□ 次のマットレスの準備はしてあるか
□ 新しいマットレスのメーカーに下取り制度はないか
□ 処分方法に従った準備(引き取り手続きや手数料支払いなど)は済んでいるか
□ 本当に処分してもいいか
□ ヘソクリなど忘れている置き土産はないか
こんなところです。
新しく買ったマットレスのメーカーによっては、不要になったマットレスを下取りもしくは有料で引き取ってくれるサービスを実施しているところもあります。
家具メーカーのニトリなんかだと、約3000円くらいで搬入と同時に引き取ってもらうことができます。
処分する前に、マットレスの裏側もしっかりチェックして、隠したまま忘れていたへそくりなどがないか、もう一度探してみましょう!
マットレスの買い替え・処分のタイミング
マットレスを買い替える時や処分するタイミングです。
当サイト『マットレスFAN』では、次のようなことが気になってきたら、買い替えもしくは処分を検討することを勧めています。
- ヘタリが気になる
- 新品の時と比べて弾力がなくなった
- ほつれや破れがある
- 部分的にへこんでいる
- きしむ
- (スプリングの場合)音がうるさい
- ぐっすり眠れない
カビが生えた場合も同様ですが、少しのカビなら対処が可能なこともあります。
カビの対処法の詳細については、別ページをご参照ください。
まとめ
マットレスの処分は、モノが大きい分一筋縄にはいかないことがわかりました。
一番安く処分する方法は自力での解体ですが、手間がかかります。
一番楽に処分する方法は業者に頼む方法ですが、選び方が難しかったり費用が割高になるというデメリットもあります。
あなたが優先したいことはどこなのかしっかり見極めて、それをフォローできるような処分方法を選んでくださいね。
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