テンピュールとエアウィーヴのマットレスを徹底比較!どっちを選べば良い?

テンピュールとエアウィーヴのマットレス、どちらを選ぶべきかいろいろな面から比較してみました。
具体的な商品としてサイズや形状が似ているもので比較したいので、こちらでは「テンピュール フトンプレミアム」と「エアウィーヴ マットレス スマートZ シングル」のシングルサイズをとりあげてくらべてみました!
それぞれの特徴も参考にしながら、自分に合う方を選びましょう。
テンピュール・エアウィーヴそれぞれの特徴
はじめに、テンピュールとエアウィーヴそれぞれのブランド特徴を簡単にあげてみましょう。
大きく違うのは、寝心地です。
テンピュールは体が沈み込む低反発、エアウィーブは程よいかたさが心地よい高反発という点です。
テンピュールの特徴
テンピュールはNASAの体圧吸収素材の開発から誕生した、低反発のマットレスです。
世界98か国の国や地域で販売されており、ホテルや医療施設でも導入されている満足度の高いブランドです。
エアウィーヴの特徴
エアウィーブは独自素材のエアファイバーという、90%以上空気からできた通気性抜群の高反発マットレスです。
日本発祥のメーカーで、スケートの浅田真央さんやテニスの錦織圭さんなど世界で活躍するトップアスリートが愛用していることでも有名です。
どちらも知名度があり、人気のマットレスです
素材の良さや通気性はどっちが上?
テンピュールとエアウィーヴ、それぞれの素材を比べてみます。
テンピュールはウレタン製で柔らかいのに対して、エアウィーヴは樹脂製のエアファイバーを使用していますので弾力性があります。
テンピュールは体温や体重、体型に合わせて最も心地よいと感じる姿勢をキープし、体の一点に負荷が集中することなく体圧を分散してくれます。
点ではなく面で支えるため、寝返りを最小限に抑え、眠りをさまたげません。
デメリットとしては水洗いが効かないことや、熱や湿気がこもりやすいことなどがあげられます。
一方エアウィーヴは体重を押し返す力が強いので寝返りしやすく、腰痛にも優しい寝心地になっています。
三次元上に絡み合ったエアファイバーが体の動きに合わせて支えてくれるので、体圧を均等に分散してくれます。
水洗いができて衛生的、しかも通気性や断熱性に優れた素材なので、夏に蒸れず冬暖かいのが特長です。
よって、素材的にはエアウィーヴの方が優秀といえるのではないでしょうか。
寝返りがしやすい点、お手入れがしやすい点などではエアウィーヴのほうが良い
厚さとかたさ、大きさを比較
続いて、二つの厚さとかたさ、大きさを比較します。
まず厚さですが、テンピュール(フトンプレミアム)は7cm、エアウィーヴ(スマートZシングル)は9.5cmです。
エアウィーヴは2.5cmのエアファイバーと7cmのクッション材から成っています。
テンピュールは柔らかく、エアウィーヴはかためです。
大きさは、テンピュールが95cm×195cm、エアウィーヴは100cm×195cmでエアウィーヴの方が若干大きめです。
よって、厚さや大きさにさほど差はないものの、大きな違いはかたさといえるでしょう。
サイズは若干エアウィーヴのほうが大きいがほとんど差はなし
値段を比較!高いのはどっち?
二つの値段を比べてみます。
テンピュールフトンプレミアムはジャパネットで59800円、エアウィーヴ スマートZシングルはメーカー公式ショップで42120円です。
値段だけだとエアウィーヴの方がお得に感じますが、テンピュールは枕と枕カバー、マットレスカバーがついています。
なので一式欲しいならテンピュールの方が、マットレス単品だけ欲しいならエアウィーヴの方がお得です。
値段的には一式ほしいならテンピュール、マットレスだけならエアウィーヴがお得
しまいやすさを比較
次に、収納性を比べます。
テンピュールは7つのブロックから成っているので、ジグザグにして折りたたむことが可能です。
ちなみにこの状態で立たせることもできるので、通気するときはこの状態にすると省スペースになります。
エアウィーヴはよくある3つ折り式のマットレスなので、3つに折りたたむことができますがそれ以上にはコンパクトにはなりません。
よってしまいやすさは、つなぎ目が多く素材が柔らかいテンピュールに軍配があがりました。
収納性ではテンピュールのほうが上
耐久性を比較
二つの耐久性を比較します。
耐久性は、年数による劣化と、体重による劣化から考えてみました。
まずテンピュールですが、テンピュール素材は年を重ねても反発力は変わらず、耐久性に優れた素材とメーカーでは明記しています。
ただし体重が重いと、同じ場所ばかり沈み込んでしまうため、特定部分のみ劣化しやすくなる可能性があります。
また、通気など適切なお手入れをしないとカビが発生してしまい、これも劣化の原因となります。
エアウィーヴは、『一般的な寝具同様、長期間使用可能』(メーカーより)とのことです。
ただ、エアウィーブの素材であるエアファイバーは、90%以上が空気からできているので、ウレタンなどと比べると素材的にはヘタりやすいのが弱点です。
もちろん耐久テストは重ねており、そのための『長期間使用可能』表記なので、すぐに壊れてしまったなんてことにはならないはずです。
昔ながらの綿布団でも10年以上使っている人がいることを考えれば、この二つもある程度長期的に使えると考えて問題ないのではないでしょうか。
比較は難しいですがメーカーによるとどちらも耐久性に問題なし
抗菌性を比較
二つのマットレスの、抗菌性を比較します。
まずテンピュールについて、特に抗菌・防臭・防ダニ加工はしていないとのことです。
素材であるウレタンからはダニは発生しないとのことですが、気を付けたいのはカビです。
ウレタンは通気性が悪いので、敷きっぱなしにしたり通気を怠ったりすると湿気がこもってカビや臭いの原因になります。
エアウィーヴは、通気性に優れ、内部に湿気がこもりにくく、ムレにくいのでダニやカビの発生を防ぎます。
また、素材のエアファイバーは食品容器に使用されている原料から作り出された新樹脂素材で、原料臭もありません。
このように、カビやダニ、臭いに強いのはエアウィーヴということがわかりました。
比較的、抗菌性に優れているのはエアウィーヴ!
保証制度の違い
マットレスは高い買い物なので、失敗できませんよね。
そんな時、便利なのが保証です。
テンピュールには5年の保証がついており、対象となるのはテンピュール素材に深さ2㎝以上の明らかな凹み、欠陥、劣化が発生した場合です。
カビは対象外なので注意してください。
エアウィーヴの保証期間は3年間です。
また、お届けから30日間のクーリングオフ制度がありますが、Amazonは対象外とのことなので注意してください。
保証期間を比べると、テンピュールの方が安心といえそうです。
保障に関してはテンピュールのほうが上
テンピュールがおすすめな人
では、これまでのことからテンピュールがおすすめな人をまとめます。
- 低反発の沈む感覚が好き
- かたい布団が苦手
- NASAの技術やブランド力に弱い
このような方にテンピュールをおすすめします。
低反発の感覚は、好きな人と嫌いな人が大きくわかれます。
どのくらいの吸収力かというと、「6mの高さから生卵を落としても割れないくらい」の衝撃吸収力です。
自分の全体重を均等に吸収してくれるテンピュールなら、包みこまれるような感覚で眠れるかもしれません。
エアウィーヴがおすすめな人
次にエアウィーヴがおすすめな人をまとめます。
- 腰痛持ちである
- 暑がり
- 寝具はいつも清潔にしておきたい
このような方にエアウィーヴをおすすめします。
エアウィーヴはかたさがちょうどよく、寝返りが打ちやすいので、自分の一番安定する体勢をキープすることができます。
あらゆる方向から体重を押し返す力が働くので、体圧が均等に分散されます。
また、通気性が良いので、蒸れずにダニやカビの発生を防ぎます。
簡単にお手入れできるので、いつも清潔な寝具で寝たい人にピッタリです。
まとめ
今回は、テンピュールとエアウィーヴの違いについて説明してきました。
それぞれ長所や短所ありますが、すべての人に同じようにプラスになったりマイナスになったりするわけではありません。
自分の好みや感覚を第一に、その他の部分で重要視するポイントを絞って選ぶのが、マットレス選びのコツですね☆